ひたすら野球を頑張っている中学生の俺に言いたい!
ふと、自分が中学生のときのことを思い出したのでタイムスリップした気分で書くことにする。
まず、大前提としてお前はほんとに真面目だ。
いや、真面目過ぎる。
色んなモノや人に対してもう少し反抗的でもいいぞ。
気に入らないことがあったら怒ればいいし、好きな人が出来たなら、まずはちょっかいを出してみろ!
周りのみんなはそうしてるぞ!
変にカッコつける必要なんてないんだからな。
その他にも3つ程言いたいことがあるから、聞いてくれ!
これから言うことはお前にとってどれも重要なことだ。
野球だけを頑張るな!
お前は本当にストイックだな。
学校が終わるといつも野球仲間とグラウンドに行き、練習をしてるな。
努力をするのは大切だし、これからも引き続き野球の練習は頑張ればいいと思う。
ただ、野球以外にもう一つ頑張れる何かを見つけろ。
ハッキリと言うけれどお前はプロ野球選手どころか、高校になるとレギュラーにすらなれない。
そして、高校卒業を間近にして今まで野球しかやってこなかったことを後悔することになる。
野球以外に何も残っていないと気付くからだ。
俺は未来のお前だからな、いろいろと経験済みなんだよ。
だからお前が未来を変えてくれ。
なんでもいいから野球以外に熱中できる何かを作ってくれ。
将来苦労しないためにも....
え?将来苦労するのかって??
ああ、残念だが23歳でお前は500万円以上借金することになる。
借金の内容は大学の奨学金の返済だ。
20年近く返済しないといけなくなるから覚悟しとけよ。
だからこそ、英語でも数学でもテレビゲームでも将棋でも釣りでも料理でもなんでもいいぞ。
時間を忘れて頑張れるものを見つけろ。
野球だけやっていちゃだめだ。
恋愛しろ!
好きな人ができたら好きって言え!
もし無理ならちょっかいを出して少しでも自分をアピールしろ。
そして、女の子といちゃいちゃしたり、恋愛することをカッコ悪いことだと思うな。
ここで朗報だ。
中学3年間でお前はたった一度だが女の子と両想いになることができる。
バレーボール部のあの子だ。
ボーイッシュで男っぽいところがあるが、サバサバとした性格といつも元気いっぱいな姿にお前はきゅんとする。
そして、あれよあれよとメアドを交換し、メール上でいちゃいちゃする。
ここまでは順調だ。
ただ、ある日その子が急にイジメられるからお前はそれを見逃すな!
そして彼女を守ってやれ!
絶対に見て見ぬふりをするなよ。
彼女を守ることができたなら、多分付き合うことができるから。
そして彼女は学年の中でもエロいと有名だったから、中学3年生にして”初体験”をすることになるだろう。
いいか、絶対にチャンスを逃すなよ。
そこで一歩を踏み出さなかったらお前は、ずっとチキンのままだ。
結局21歳までセックスを経験することなく過ごすことになる。
別にセックスが早かったからといって、特別何か得する訳ではないが、恋愛をすることになるべく早いうちから慣れておけ。
じゃないと、10代、20代のほとんどを一人で過ごすことになる。
一人で過ごすことは悪いことばかりじゃないが、やっぱり寂しいぞ。
親を信じるな!本を読め!
信じられないかもしれないが、熱心にお前に野球を教えてくれる父親は実はけっこうクズだ。
特にお金にだらしない。
今はまだ良い父親という仮面をかぶっているが、お前が大学に入ったくらいに豹変するから気を付けておけ。
お金を貸してくれと言っても絶対に貸してはいけない。
いいな!
そして父親はお前が中学生の時は、とにかく勉強なんてしなくていい。
好きな野球だけをやっていればいい。
ということを頻繁に言ってくるから注意しろ!
全部嘘だ。
野球だけやっていていい訳がない。
勉強に関しては全ての科目で80点を目指す必要はない。
1科目だけでいいからいつも95点以上を取れるようになっておけ。
その科目では誰にも負けないくらい得意になれ!
そうすれば、お前の強みとして今後絶対に生きてくるから。
大体一つを極めればその他のことにも応用できるようになるもんなんだよ。
でもどれもこれも中途半端にやっちゃうから、ダメになる。
だからまずは一つを極めるという気持ちでやってみろ。
後はなるべく沢山の本を読んでおけ。
本はいいぞ。
特に歴史を勉強しておけ、伝記でもなんでもいい。
そして興味ある分野を見つけたら、更に調べてみろ。
今よりも世界が広がるから。
じゃあ、そろそろ時間だから俺は帰るわ。
頑張ってな。
おわり。