人生の議事録

やっていることとか、考えたこととか。

プライベートが充実しすぎて売れなくなった歌手がいたとして

完全に僕の頭の中の話ですので。

 

大森靖子と銀杏ボーイズの対バンライブを今まさに見てたんです。

それで感じたことを感じたままに書いていきますね。

 

僕は、君と映画とか、清純異性交遊とか新宿とかの曲が好きなんですね。

で、多分マジックミラー以降に作られた曲をほとんど聞いてないんです。

 

当時、聞かなくなった理由は全然分からなくて、

ほんとになんとなく聞かなくなったのだと思っていました。

 

でも多分分かった気がします。

 

僕が好きな曲は、特定の誰かに向けて作られた曲なんです。

たとえばそれが自分でもいいし、友達でもいいし、恋人でもいい。

家族でも子供でも。

 

曲や歌詞にそれらを感じる部分があれば、すごく好きになるんだと思います。

 

でも逆に、少しでも特定の誰かではなくて、

大多数に向けて作られた曲だな。

 

と感じる部分があると、すっかり冷めてしまうのです。

たぶん。たぶんね。

 

銀杏ボーイズもそうで、相変わらず昔に作られた、

東京とかナイトライダーとか漂流教室って今でも聞くんです。

最近の曲は全然聞かないのに。

 

その理由は同じで、なんの曲か忘れてしまったけれど、

ある日銀杏ボーイズの曲を聞いた時に、あれこれは違うな

と思った瞬間があったんです。

 

そして多分それは、昔のように特定の誰かのために作られた曲ではなくて

もう少し広い範囲の人に届けるために作られた曲だと思うんです。

 

これってプライベートが充実してくると、

みんな同じ現象になるんじゃないかな?と思ったんです。

 

まず、売れるとお金がたくさん増えますよね。

そして考えらないくらい多くの人たちに自分の曲を聴いてもらって、

絶対会えないと思っていた人たちと会えたり、一緒に食事したり。

 

こんな夢みたいなことが積み重なると、

僕なら、社会奉仕的な感情が出てくると思うんです。

ほんと極論ですけど、貧しい国の子供たちを救いたいとか

環境問題のこととか高齢化のこととか。

 

で、やっぱり今まで目の前のひとりしか見てなかった人が

数万人、数億人単位の人たちに一瞬でも目を向ける瞬間があると、

つくるものにめちゃくちゃ影響すると思ったんです。

 

だからズレが発生してしまうと思うんです。

いや、でも分かるんですよ。

ひとりの人に作られた曲よりも万人受けする曲の方が

圧倒的に需要はあると思います。

 

でも結局はそういう人たちは、

去っていくのも早いと思うんですね。

万人受けする曲っていうのは世の中にごまんとあるし、

この瞬間も生まれ続けているし。

 

今までファンだった人たちは、

売れた人の曲を聞いて違和感を感じる。

アーティストは、曲調が知らないうちに変わってしまって、

一時的に劇的に売れるかもしれないけれど、

散るのも早い。

 

なぜなら本当に濃いファンは離れていってしまっているし、

うわべのファンは一瞬でいなくなってしまう。

 

 

 

おしっこして寝よ。