電話イップスとのつき合い方
さてさて、新社会人の方は、そろそろ疲れがどっと出てくるころでしょうか。
慣れない仕事に日々苦戦していると思います。
その中でも「電話対応」がどうしても苦手!!
という方は少なくないと思います。
そんな方にまず言いたいのが、「苦手」という言葉は使わないようにしたらいいと思います。
苦手という言葉が頭の中をぐるぐると回ることで悪循環になりがちです。
自分自身もそうでした。
なので、他の人よりちょっと下手くらいに思っておきましょう。
ちなみに私は電話対応がもうかれこれ4年くらい人よりちょっと下手です(笑)
けっこうベテラン。
私の場合は、上司に電話でクソほど怒られたことがきっかけでした。
それも毎日毎日。
やがて私は電話=怒られること
というイメージがついてしまい、電話で仕事の話をするときに委縮してしまうようになりました。
不思議なもので、友達や家族と話すときは普通に話せるんですよね。
具体的にどのような症状かというと
- 声が小さくなる
- 早口になる
- うつむきがちになる
- 思っていることがなかなか言葉にできない
などです。
その中でも一番のやっかいなのが
思っていることがなかなか言葉にできない
これです。
そんな奴ほんとにいるの?と思うかもしれませんが、電話に出るとき
おおおおお、お電話、あああありがとうございます。
ってなるんですね。これマジです。
「お電話ありがとうございます。」の一言がどうしても言えないんです。
で、ですね。これの怖いところが、一度ハマってしまうと抜け出せなくなるんです。
というのもたった一回でも言葉に詰まってしまうと、その後、電話が鳴るたびに、悪いイメージが浮かんでしまい、電話に出たくない!という感情が芽生えてしまう。
「お願いだから誰か代わりに電話とって」願うのだが、どうしても自分が電話をとらないといけないタイミングになったとき、やっぱり同じように言葉に詰まってしまうんですね。
そして自分は、ダメ人間だ、電話ひとつまともにとることができない....
と自己嫌悪に陥るサイクル。
こうなると、他の仕事にも影響してしまい、どんどんモチベーションが下がる。
なので、少しでも改善できた方がいい。
中にはすぐに改善できる人もいるのだろうが、私みたいに長年付き合っていかないといけない人もいると思う。
そこで、今まで私が実践してきた電話イップス対策をいくつか紹介します。
電話が鳴ってもすぐに取らない
中には、電話はワンコール以内にとれ!と教育されてる方もいるかもしれませんが、ぶっちゃけそんなのはどうでもいいです。ワンコール目に取ろうがツーコール目に取ろうがそこまで大差はありません。落ち着いて電話を取ることに集中しましょう。
んで、ワンコール目に大きく深呼吸をします。鼻からしっかりと空気を入れてください。
次に、「お電話ありがとうございます。」という前に、「はい!」とちょっと大きめの声を出しましょう。そうすることで少し心に余裕ができます。
①鼻から大きく息を吸う
②まず「はい!」とちょっと大きめの声を出す
③お電話ありがとうございます
スーーッ、はい!お電話ありがとうございます!
という感じ。
この、「はい!」の部分もなるべく早口にならないように、ゆっくりと声を出すことを心がけましょう。
イントネーション変えたり、一拍置いてみる
イントネーションはどんどん変えてみたらいいと思う。
仕事として電話に出るのではなく、セリフをしゃべるような感じで電話に出ると少し気がまぎれるので、オススメ。
また、一拍置くタイミングを変えるのもいいかもしれない。
いつもは、「お電話ありがとうございます」のところを、
「お電話、ありがとうございます」にすることで落ち着いてしゃべれるようになる。
電話を早く終わらせようとするあまり、どうしても早口になってしまうんですよね。
分かります。でもそれが逆効果になることが多いので、だったらゆっくりしゃべる工夫をしてみましょう。
活舌の練習
これは今でもたまにやってます。
何をするかというと、「あ⇒ん」までの五十音を順番に連続して発音してみるのです。
あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ
い、い、い、い、い、い、い、い、い、い
う、う、う、う、う、う、う、う、う、う
という感じで。
そうすると自分が苦手とする発音が分かります。
後は、その発音をひたすら練習する。
苦手な音がはっきりと発音できるようになることで結構自信がつきますよ。
ちなみに私は、ら行とさ行とた行がめちゃくちゃ苦手。
なのでたまに発音練習してます。
ルールを無視する
私はこれを実践することで、かなり改善できたように思います。
私の会社では、電話に出ると「お電話ありがとうございます」を必ず最初に言わなければならないという暗黙のルールがあります。
多分これはどの会社でもあるんじゃないかな。
これを完全に無視します。
ガチャ、「○○株式会社の○○と申します。」
こんな感じ。
「お電話ありがとうございます」が苦手なんだったら、排除しようぜ。という取り組みです。
無理にマニュアル通りにする必要はないんです。
まずは自分がやりやすい方法で、電話に出ましょう。
一番大事なのは成功体験を積むこと、自信をつけること。
この2つに集中しましょう。
仮に上司や先輩に、なんで「お電話ありがとうございます」言わないの?
と聞かれたら、理由をきちんと言えば理解してくれると思います。
電話対応くらいで委縮しちゃだめですよ。
なんてことない仕事なんですから。
私も今でもたまに、言葉が出なかったりどもったりすることがありますが、あまり気にしないようにしています。
むしろこれが俺の個性だ!!
くらいに思っています。
完全に治すのは時間がかかるかもしれないけど、なんとかやっていけるものなんです。
っていうかやっているやつが少なくとも一人ここにます。
だから一緒に頑張っていきましょーー(#^^#)