ヘンテコノミクス
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上記内容がきっかけで、行動経済学に興味が沸いた僕はさっそく紀伊国屋へ。
とりあえず行動経済学のコーナーへ行ってみたものの、小難しそうな本ばかりで、全然買う気になれない...
何事もそうだけど、何かを始めるには最初が肝心で、とにかく「難しい」と思わないような本を読みたかった。
結局、10冊程度手に取ってみて最終的に購入したのが、
「ヘンテコノミクス」という本。
人間のさまざまの行動心理が漫画で描写されていて、控えめにいってむちゃくちゃ面白かった。
ところどころ、難しい用語は出てくるのだけれど、全て漫画で解説をしてくれるので全然苦にならない。むしろもう少し深く勉強したい!と思わせるような本でした。
僕のようにこれから行動経済学を勉強したいと考えている方にはオススメの一冊です。
書かれていた内容は、今まで僕が生きてきた中で経験したことがあることも多数あってかなり親近感を感じることができました。
その中でも特にほほう。となったのが、「親近効果」という人間が感じる特性。
漫画をテキストで説明するのはちょっと難しんだけど、簡単に説明をすると、
あるところに無意識のうちに「否定」ばかりしてしまう男がいました。
その男は例えば、好きな女の子とデート中にも、美味しい料理を食べた後は「美味しかったね!でも高かったね...」
女の子が洋服を選んで試着した際にも、「その服可愛いね。でも派手だね...」
と、何かあれば必ず否定的なことをセットで発言してしまい、その場の雰囲気を台無しにするのでした。
そのことに悩んでいた男は、占い師に相談に行きます。
そこでアドバイスされたことは、自分の発言をすべて逆にしてみる。というものでした。
男は、再度女の子をデートに誘います。
次はもう失敗しないと心に誓い、また同じように二人で食事に行くのでした。
食べ終わった際に、占い師から言われたことを思い出しました。
そして、
「ちょっと高かったね、でもすごく美味しかったね!」
また彼女が洋服を選んでいるときにも、
「派手だけど可愛いね!」
このように今までの発言をすべて逆にすることで、デートを成功させました。
この事例から分かることは、同じ情報でもネガティブなことを最後に言うか、最初に言うかで受け取る側の反応が変わるということ。
ポジティブなことを最後に言う方が相手はポジティブな印象を抱く傾向があるのです。
と、こんな感じの内容でした。
おわり。