たらればの話なんて基本しょーもないですよ。
過去は戻って来ないですからね。
考えても時間の無駄です。
でもたまに考えちゃうんです。
あの時あーしてたら、その後の人生どうなってたんだろう?って。
そんなこと考えたことありませんか?
僕はしょっちゅうあります。
あれは、今から約10年前のこと。
地元から大阪の大学に通うためにに出てきた僕は、まだ18歳でした。
小、中、高と過ごす中で人間関係を築くのは割とうまい方で、気が付いたらいつも周りには仲間がいました。
しかし、大学に入ってからはなぜか勝手が違いました。
入学してから3ヵ月経っても全く友達ができないのです。
大学には高校の頃からの友人もいたので、完全に一人というわけではなかったが、クラスが違った関係で一緒にいる時間はほとんどありませんでした。
そして、その友達はいつの間にか友達を作り、ワイワイしながら食堂でご飯を食べるようになっていました。
その光景を見て僕は、直感的に
「大学生無理かも....」
と思ってしまいました。
夏休みに入ると普通は、大学で出会った友達と旅行とか海とかドライブに行って楽しむのだろうけれど、全く友達のできなかった僕は、夏休みの期間全てを実家で過ごすことにしました。
そこで地元の友達とお酒を飲みながら、「大阪の空気は全く合わん」とか言っていたような気がします。
この孤独な期間は夏休みが終わった後も2ヵ月ほど続くのですが、正直なところそこまで苦ではありませんでした。
今思えば、自分と向き合う良い時間だったと思います。
しかし、残念だったのはその孤独な時間の中で、自分が好きなことや熱中できるものを見つけることができなかったことです。
その後、結局僕は高校から一緒の友人に友達を紹介してもらい、そのグループに入ることにしました。
紹介してもらった友達は、みんなすごく面白くいいやつで、大学を卒業したあとも連絡を取り合うような仲です。
なので、それに関しては非常に良かったと思っています。
ただ、あの時僕がそのまま孤独な時間を過ごす方を選んでいたら、何をしていたのだろうか?どんな人生になっていただろうか?
気になって仕方がない。
おわり。