マシュマロテスト
マシュマロテスト
マシュマロテストという実験があります。
子供の目の前に一つのマシュマロを置き、私が戻ってくるまで食べるのを我慢出たならもう一つマシュマロをあげるやで。と言って部屋から出ていきます。果たして子供たちはどのように振舞うでしょうか?戻ってくるまでちゃんと待てる子供、一人きりになった瞬間に食べてしまう子供、悩みに悩んで食べてしまう子供、少しずつ食べてしまう子供、様々な反応が見られます。
マシュマロテストの結果から「待てるかどうか」に個人差があることが分かり、これは幼少期から発現していることが分かっています。そして面白いのはここからで、マシュマロテストを行った子供たちはその後、約40年に渡って追跡調査が行われ、待つことができた子供の方が待てなかった子供よりも、優秀であるという実験結果が出ているそうです。
「今」と「未来」の選択
マシュマロテストのような選択は、実は沢山経験しています。
例えば、小学生の夏休みの宿題。すぐにやってしまうか、夏休みの最後にやるか。これも似たような選択です。すぐに終わらせて、残りの休みを満喫するか。または休みを満喫してから宿題をするのか?「今」と「未来」を比較して自分が得だと考える方を洗濯しています。
ダイエットに関してもそうです。
今、美味しいご飯を沢山食べて満足感を得るか(目先の報酬)、半年後、細くきれいな身体を手に入れるか(後から手に入る報酬)。目先の報酬ばかりにとらわれる人は、ダイエットに失敗するだろうし、自分が理想とする身体を手に入れることは難しいでしょう。
例に挙げたように、目の前の美味しいご飯を食べてしまういわゆる「待てない人」のことを時間割引率が高い人と言います。逆に、食事制限をしダイエットに成功する人達のことを時間割引率が高い人と言います。これは要するに、あとから手に入る報酬の方が目の前の報酬を手に入れる方がお得だと考えられる人たちです。
これを勉強している途中に自分も似たような経験をしているなと感じました。
僕の場合は、よくZOZOTOWNで服を物色中に同じような状況になります。
どうしても服が欲しくなることがある。そんなときは、いつもカートまで入れるものの、「酔っぱらった勢いで欲しくなっているだけだ、きっと明日になると熱は冷めている」「1ヵ月後もどうせまた欲しくなるのだから今買う必要はない」というような自己暗示をかけて、その場をしのいでいます。
ダイエットはしたことが無いから分からないけれど、同じように自分の中で決まり文句を作って、ルール化することで「食べない」を選択することができるんじゃないかな?と思った。多分食べたくなるときもパターンがあると思うから、そのパターンを先読みして、パターンにハマったときはこう考える、こんな行動すると決めてしまえば大丈夫なような気がする。
知らんけど。
終わり。
ヒューリスティックス
僕も聞きなれない言葉です。
最近、行動経済学に少しハマっており、ゆるーく勉強をしているのであります。
せっかく勉強したものを忘れてしまうのがもったいないので、少しばかりメモをしたいと思います。
ヒューリスティックスって何?
ヒューリスティックスは認知的近道、発見的な問題解決方法を意味します。
簡単に説明をすると、例えば洗濯洗剤がなくなったので、スーパーに買いに行ったとします。スーパーには数十種類の洗剤が置いてあり、もっとも適切なものを選ぶのって大変ですよね?でも今まで使っていた洗剤がものすごくよかったとすると、それ以外の洗剤には目を向けることなく、すぐさま買い物かごに商品を入れたりしますよね?そんな感じの行動のことです。
あれこれ考えずに、自分の過去の経験から物事を考え判断する。というものです。
ヒューリスティックスのメリット・デメリット
上記でも少し触れましたが、過去の経験に基づいて判断をするので、思考に時間がかかりません。数十種類の洗剤があっても、ものの10秒くらいで買い物をすることができるでしょう。この例からヒューリスティックスのメリットは、時間を短縮できるです。
一方デメリットは、本当に最適なものを選ぶことができない。という点です。
使っていた洗剤に不満がなければ、今までと同じように洋服を洗うことができるかもしれません。しかし、それが最適かどうかを考えると疑問が残ります。実際にはもっと安くていい洗剤があるかもしれません。しかし、ヒューリスティックスでは直感的に思考してしまうので、その判断に至ることができません。
ヒューリスティックスは、思考を速めるが、適切な判断を行うことができないのです。
代表性ヒューリスティックス
何の仕掛けもない5円玉があったとします。
これを5回投げたところ、「表 表 表 表 表」
となった。次に出るのは表だろうか?それとも裏だろうか?
このような問題があった場合、多くの人はそろそろ裏がでるんじゃないだろうか?。と考える。しかし、コインを投げて表が出る確率は1/2。当然裏が出る確率も1/2。たとえそれが、5回投げた後だろうが、10回投げた後だろうが同じである。コインを投げて5回表が出たという結果だけを見て、それがコイン投げ全体の結果を代表しているかのように認識してしまうことを代表性ヒューリスティックという。
利用可能性ヒューリスティックス
インターネットの国語辞典に登録されている単語のうち、多い方はどちらでしょうか?
A.「うき」で始まる単語
B.「うき」で終わる単語
また上記で答えた多い方の単語は、少ない方のおよそ何倍でしょうか?
最初に答えを言うと、「A」の単語は約150個。「B」の単語は約600個あります。そして「B」は「A」の約4倍も多いのです。
問題を見た多くの人は、「A」の方が多い。と考えてしまいます。理由として「A」はうきわ、うきあし、うきうきなどパッと思いつく単語がいくつかあります。それに比べ「B」は、くうき、ひこうき、などちょっと考えてみないとなかなか出てこない単語が多いんですね。このように自分の身近なことから紐づけて結論づけてしまうことを、利用可能ヒューリスティックと言います。
アンカリングヒューリスティックス
A店では、コートが定価30,000円で販売されていました。B店では同じコートが定価40,000円で販売されていました。バーゲンセールになったので、再度お店に行ってみると、A店では10,000円。B店も同じく10,000円で販売されていました。この時、多くの人はB店で買い物をしてしまいます。同じ値段の商品でも、基準となる情報に左右されて、一方を価値が高いと判断してしまうのです。
フレーミング
A.この手術をすれば10%の確率であなたは死にます!
B.この手術をすれば90%の確率であなたは助かります!
もし医者に「A」を言われたら絶対に嫌ですよね(笑)
10%も死ぬ確率があるんだったらやりたくない。と思う人は多いはずです。
しかし、「B」の場合はなぜか安心感がありませんか?
このように同じ情報でも言い方を変えることで、印象を変えてしまうことをフレーミング効果と言います。
終わり。
2月のまとめ
- 自分にとって本当に大切なものは何かを見つけ、それに価値を見出しお金を使う
- 人生はいつだってやり直せる
- 疲れたら休めばいい
- 自分の直感に正直になる
- 1.できるだけライトな作業に絞る
- 2.10分以内に終わるものにする
- 3.やる時間を決める
- 4.やる場所を決める
- 5.継続できなかったら「1」のレベルを考え直す
- 若い人のパッションを受け取れるような場所に行くことで新たな活力が生まれる
- 「質問ある人」といったときにサッと手を上げられる奴は突き抜けられる
- 恥をすてる、遠慮を辞めることで突破力に繋がる
- 仕事でどれだけバットを振りきれるかってこと
- 例え失敗しても死なないし、会社もつぶれない
- だったら、どれだけインパクトを残せるかに集中して仕事をやるべき
なんか分からんけど、ジーンとした。
- めんどくささを楽しさで再設計する工夫が大切
- 突き抜けている人は、圧倒的にやっている、努力している
- やってない人で突き抜けている人はいない
- どれだけ執着を持ってできるか
- 指示をしないディレクターはクソ
- 返事をしないディレクターはクソ
- 意見しないディレクターはクソ
- 一を聞いて十を知ることができる人が地頭の良い人
- そのためには、普段から沢山のインプットをする必要がある、そしてアウトプットも
- インプットを辞めないこと
- そしてインプットしたことは、自分なりの考えを添えてアプトプットすること
- 長所・短所を比較してポイントを付ける。そしてどちらが自分にとって最善かを見極める
- モチベーションが高いとか低いとか以前に、自分はどうやったらモチベーションが上がるのかとか、習慣化できるのか?というのを設計することが大切
- 努力している人は努力しているとは思っていない。
- いつものことをしているだけ
世の中にはすげーやつがいるもんだな
- 発信したいことと読者が聞きたいことの両方が重なる部分を見つけることが大切
- 一流のものを模倣することは、どんな仕組みでそれが成り立っているのか?と因数分解し、何を伝えようとしているのかを見極めること
これはすごい!感動!
- 課題を解決するには、とにかくひたすら観察して、ユーザーがどのように利用しているのかを分析することが大切。机上の空論で終わらせない
- 継続率は神
- いかにしてユーザーの継続率を高めるかに時間を使うべし
- SNS系のサービスでもそれは同様、ユーザーを大量に流し込み、バケツの穴をふさぐ
ほんとにすごい。高校生でここまで考えているとは。若い人ってほんとに優秀
おわり。