どうやら今年は現状維持がテーマらしい
僕の母さんはとても占いが好きだ。
特にゲッターズの飯田さん?という方が大好きだ。
先日、正月に実家に帰ると、嬉しそうにゲッターズさんが書いた本の内容を得意げに喋ってくれた。
どうやらその本によると人には「星」なるものがあるらしい。(すごくあいまい)
で、僕は銀の羅針盤という星の生まれだと説明してくれた。
銀の羅針盤の2018年をざっくりと説明すると
楽して儲けようとすると失敗するやで。
好きなことで生きていきたいのはいいが、今年は止めとけ、ケガするだけやで。
仕事のモチベーションが下がる年やから気ぃつけや。
とにかく今の仕事で楽しさとか、やりがいを必死でみつけや。
お金は必要最低限しか使わん時や!大きな買い物とかせん方がええで。
とのこと。
どうやらこのまま行くと僕は、仮想通貨投資で失敗し、新しくチャレンジしようとしている道も良い結果にはならないらしい。そして高い買い物はせずになるべく質祖に暮らすのがベターらしい。
例えばこんなことが書かれていて、他の人はどう思うのだろう?
今年は現状維持だ!
欲しいものがあっても控えよう!
投資なんてやっぱ辞めよう!損しそうだし!
好きなことよりもやっぱり目の前の仕事だよね!
とか?
僕は絶対やだな。
例え占いに失敗すると書いてあっても、やりたいときにやりたいしな。
っていうかべつに失敗してもいいからな、何も守るものなんてないし。
ということで母さんごめんなさい。
息子は今年も好き勝手に生きることにします。
おわり。
ただ蓋をしていただけなのかもしれない
今日も今日とて家でぼーっと過ごしていると、こんなツイートに出会った。
なんか仮想通貨とかカジノとかやってると月収分が瞬間で儲かったり失ったりして真面目に働くのがバカらしくなるけど、それでいいのだ。真面目に働くのがバカらしくなった後も、気がついたらやってしまっているものが本当の仕事だ。
— 箕輪厚介 (@minowanowa) 2018年1月8日
なるほどなー。
でもその気づいたらやってしまっているものがないんだよなー。
それがなかなか見つからないから、苦労しているんだよなー。
そんな感じでツイッターを閉じた。
そのあとは、いつも通り料理を作ったり、仮想通貨のチャートをみたり、読みかけの本を読んだりしていた。
それにも飽きたから、ZOZOTOWNを開いて特に欲しくもない服を漁っていた。
昔好きだったブランドや流行りのブランドを検索して、いまどんな服が出ているのかをチェックする。
特に服なんて好きでもないのに...
なんだろ?もうこれは癖になってしまっていて、大学生の頃からだから、かれこれ10年近く隙間時間に洋服の通販サイトをチェックしてしまっている。
時間の無駄だから止めたいのになぜか止められない...
...
....あれ?
何かがおかしいぞ...
なんで僕はいつもヒマになったら、洋服の通販サイトをチェックしているんだ?
欲しくもないのに、好きでもないのに。
しかも気が付いたら1時間くらい経っているときがあるではないか。
そこではっと気が付いた。
もしかしたら昔トラウマがあったせいで、無意識のうちに自分の好きという感情に蓋をしてしまっていたのかもしれない。
勝手にもう関わらない方がいいと思い込んでいただけなのかもしれない。
「どうせ無理」と自己暗示をかけていただけなのかもしれない。
好きでいてはダメと思っていたのかもしれない。
というか、自分の行動がすでにそれを示しているよね。
そうだ、僕は洋服が好きで、洋服関連の仕事をしてみたいと心のどこかで思っている。
もしかしたら、この発見がこれからの自分をつくる重要なポイントになるかもしれない。
だから忘れないように、もう一度書いておこう。
僕は洋服が好きだ。
特に通販サイトはほんとによく見ているので、それ関連でなにか始めてみようかな。
最近はコンビニアイスをひたすら語るだけの「アイスマン」という人も出てきており、ほんとに好きなことであれば、なんでもありの世界に突入しつつある。
ちょっと楽しくなりそう。
おわり。
成人の日
今日は成人の日ということで、久しぶりに8年前のことを思い出した。
当時は大学2年生。
僕は、高校3年間野球部に所属しており、ガチガチの縦社会から解放された反動で、大学生活を謳歌していた。
謳歌していたといっても、毎日カラオケやボーリング、ゲームといった特になんの生産性もないことに時間を使っているだけのヒマな大学生だった。
成人式前日、僕は大阪から地元に帰るために電車に乗った。
地元に近づくにつれ、雪がちらつきだし、携帯でみた天気予報では成人式当日も雪マークが付いていた。
あと、二駅くらいで着くだろうか。
とそんなことを考えながら、顔を上げると見覚えのある人物と目が合った。
同じ中学の木下君だった。
彼とは高校から別々の道に進んだので、中学のころまでの記憶しかない。
中学のころの記憶しかないと言ったが、一緒に遊んだこともなく、彼はどちらかというと、休み時間も教室で本を読みながら静かに過ごすタイプだった。
お互い「おー!やっぱそうやんな!」というような感じで、今どこで何をやっているのかなど、ぎこちない会話だったがそれなりに盛り上がった。
僕はてっきり、彼も明日の成人式に控え地元に帰って来たのだろうと思い、
「明日の成人式楽しみやな!来るやろ?」
と言った。
すると彼は、
「いや、行かないよ。」
とぼそっと言った。
そんな彼に僕は、更にたたみかけてしまった。
「嘘やん!○○から連絡来てない?あいつ幹事やからみんなに連絡してたで!」
「うん。来てない...」
木下君は更に小さな声でそういった。
そのタイミングで、電車は僕が下車する予定の駅に着き、なんともいえない感情のまま彼と別れを告げた。
盛大で誰もが楽しみであろうイベントの陰で、彼みたいな存在がいることを知った。
成人式でバカみたいに騒いで、お酒を飲んだ記憶よりも、木下君の寂しそうな顔を思い出した。
そんな成人の日。
おわり。